進学や就職を迎える春の季節がやってきましたね(^^)
そこで、多くの新入生や新社会人の悩みの種になるのが、「新しい環境での人間関係」。
「仕事の業務に慣れない」
「学校の授業システムに慣れない」
「新しい人間関係を築くのが億劫」
でも、これらのことは初めての経験であれば誰でも当たり前に感じることでもあります☆
ただ、今回は新しい環境に飛び込んだ状況での「慣れるまでがしんどい」という感情とは違う、
「普段から人間関係がしんどい・・・」
というような、他人に対して敏感になってしまう、周りよりも特に強い感受性をもっているHSP(Highly Sensitive Person)についてまとめていきたいと思います。
それでは、HSPの特性を持っている方が、「どんなストレスを感じるのか」「どんな捉え方をすればストレス緩和できるのか」などをお話していきましょう(*^^*)
【HSP(Highly Sensitive Person)とは?】
HSPとは、周囲の言動に対してとても敏感になってしまい、相手の反応を気にし過ぎてしまうような、いわゆる気遣い屋さん、繊細さんともいえる性格の特性をもっている方のことを意味します。
HSPの方は、あまりに繊細すぎるために周りの顔色や反応を常に気にしてしまうので、「人と接すること自体が疲れる」のです。
【アナタのHSP度をチェックしてみよう!】
さっそくですが、ここでまずアナタのHSP度をチェックしてみましょう☆
どうでしたか?
当てはまった項目が多い場合は、HSP気質の度合いが高めかもしれません。
【どうしてストレスを感じやすいの?】
本来なら新しいことを始める前の緊張感の中であっても、心のワクワク感や、これから道を開いていこうというポジティブさ、新しい人間関係への興味を抱くはずなんですが、HSPの性格の特性をもっていると、「強い繊細さ」が邪魔をして、付き合いの長さや属している期間に関係なく、周囲に気を遣い過ぎることで鬱々としたメンタルに陥りやすいのが悩ましいところなんですよね・・・
HSPの特性をもっている方は、友人知人や同僚との軽い会話だとしても、
「相手を不快にしていないかな…」
「嫌われないようにしなきゃ…」
このように心や頭の中で常に相手への配慮をしながら、慎重な言葉選びで会話をおこなっているんです。こんなにフル回転で思考していたら、心身ともに疲れ切ってしまいますよね・・・
どんなに些細な言葉や態度でも自分にとって悲しいことであればとても傷ついてしまうこともあり、それがゆえにあらゆることへの自信をなくしてしまうということも。
他人であっても、自分の周りにいる人たちとの境界線が曖昧なので、たとえ他の誰かが怒られたり注意をされていても自分がミスして怒られていると感じたり、何かで怒っている人や、不機嫌な人を見るだけでも心に不安を感じることもあるんです。
ここまで読んだだけでも、HSPの方はとてもストレスを感じやすく、自分の言動や周りからの反応によって不安定になりやすくもあるので、人間関係で深く悩み過ぎてしまう傾向があることがわかりますよね(>_<)
【HSPの良い所は?】
先述したように、HSP気質がある方の特徴は、「気遣い屋さん」「繊細さん」です。いつもどんなときでも、家族や友だちのみならず、周り全体への気遣いができる人。そんな性格の持ち主だからこそ、長所だってたくさんあるんです(^^)
周りの小さな変化にも気づきやすいので、その場の空気感を掴みやすく雰囲気を壊しません。場を和ませるタイプなので、周りの人からも感謝されることも多いでしょう。
HSPの方は言葉を交わさなくても、相手の表情や行動で感情を読み取り、相手の立場で考えることができます。なので、悩んでいる人や何か困った様子の人にもすぐに気づけて真っ先に助けてあげる方が多く見られます。
細かいことに気づけるのがHSPの特性でもあるため、仕事や作業において正確に丁寧に進めます。コツコツと努力することができ、忍耐強さの持ち主でもあります。
何に対しても深く考える傾向があるので、事前に想定されるトラブルに備えることもでき、リスク回避しやすい面があります。
勘が鋭く、感受性や想像力が豊かな性格なので、自分独自の観点で世の中を見ることができ、他人には気づけない感覚を体験することができます。
【HSPの特性をもっと上手に活かす方法】
心や体が疲れていれば誰でも余裕がなくなってしまい、自分の長所を活かすことが難しくなってしまいます。これは、すべての人にいえることですね☆
次のような点に気をつけてください。
敏感だからこそ、自分の中の疲労感にもすぐ気づいてしまうので、周りが頑張っているからといって無理をするのはやめましょう。
「みんなはまだ頑張っているのに…」なんて考えずに、ちゃんと休むことを優先することが大切です。
日常の人間関係でも、とても気にしてしまうのがHSPの特性です。小さな悩みでもひとりで抱え込んでしまえば、さらにストレスは膨張していきます。「話す」という行動には、気持ちを整理する利点があります。家族、友人や同僚など、自分が信頼できる相談相手がいることで、悩みの解決につながることもあり、普段のストレス解消にもなります。
誰でもどこでも苦手な人はいるもの。
そんな苦手な人とも仲良くなろうと奮闘してしまうと、単に気疲れを増長させてしまいます(>_<)
その環境の中で支障なくいられる距離感を保つようにしましょう☆
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
HSPの特性についてはこれまでも触れたことがありますが、これから進学や就職を迎えるHSP気質をもつ方たちにとって、人間関係でのストレスを軽減できるよう参考になればと、あらためてHSPについてお話してきました(^^)
心が繊細なのは何も悪いことではありません。
ただ、人間関係の上で特に疲れやすい性質をもっているので生活環境に関係なくストレスが溜まりやすいのが困りもの(>_<)
人と接するだけで疲れてしまう心をケアするためには、人間関係を気にしすぎないように、自分の長所を活かすことを考えながら毎日を過ごしてみましょう☆
「HSPは自分の長所でもある!」
このことを忘れず、自分の心と体を上手にコントロールし、もっとシンプルに、ラフに人間関係と向き合ってみませんか?(*^^*)
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