Column

コラム

今回は、介護をしている人が抱えるストレスが大きな要因となる、

『介護うつを防ぐためのメンタルケア』と『共感することの大切さ』について、お話ししていきましょう(^^)

 

介護の大変さは、「やったことがないとわからない!」と思いがちですが、

今の時代は、昔よりも介護の情報が入手しやすく、目に入りやすいのもあり、

まだ介護問題に直面していない人にも、介護の大変さは伝わっています。

 

自分の家族の介護問題に直面していない間に、「もしも、家族の誰かに介護が必要になったら、どうしよう?」と、

考える時間をつくり、対処法を家族との話し合いで決めておけたら、そのときが来ても慌てたり、もめることもなく、

ある程度スムーズに対応できるかと思います☆

 

でも、介護の中でも多くの割合を占める ”親の介護” においては、子どもが学生の頃には話し合うことは難しい(>_<)

やっと大人になって、いろんなことを話せる年齢にまで成長したかと思えば、

自分の家族を持っていたり、働き盛りで実家に顔を出す時間もつくれない……。

というように、とても忙しい日々に追われ、シリアスな問題について深く話し合えないんですよね。

 

そして、否応なく介護について考えなければならなくなるのは家族に介護が必要となった、そのときです。

 

介護するにあたって、

介護する側も介護される側も、生活サイクルやお金、家族間や友人知人との仲、仕事etc……。

ホントにさまざまなことが変わってしまいます。

 

自分の家族の介護であっても、他人の介護であっても、

自分が介護するとなれば、直面する介護問題の中身にはそんなに変わりはないでしょう。

 

介護に対してどんなに前向きでも、介護ストレスは出てくるものです☆

”前向きに頑張りたい” ”こんなふうな介護ができれば上手くいく”と考えていると、

介護の現実を知ったときに、理想とのギャップが大きすぎた落胆から強いストレスを感じるようになる人もいます。

 

だからといって、前向きに考えることをやめたり、自分のことを卑下することはありません。

その行動がさらにストレスを生んでしまうからです☆

 

実際の介護には何が必要なのか、どんなサービスがあるのかなどの情報、

自分ができることをしっかり把握しましょう(^^)

 

介護には、自分と相手が必ずいます。

介護生活をサポートしてくれる周囲の人たちもいます。

 

そのすべての人たちの ”心” が大事なんです☆

お互いの心を守ってこそ、介護は成り立ちます。

 

介護生活の中では、精神力や体力の減少で相手に対しての苛立ちやモヤモヤを感じることもあるでしょう。

でも、お互いに悪い感情があって、苛立ちを感じたりするんじゃないんですよね。

その日その日を送ることに精一杯で、何とかしようと一生懸命で……。

 

そんな毎日の中で、それぞれが ”自分の気持ちをわかってほしい” ”もっと大切にしてほしい”という思いがあり、

言葉に上手く表現できなかったり、周りの助けを得られなかったりして、ネガティブな感情が溜まっていきます。

 

人が怒るのは、”自分” が傷ついていることを知ってほしいから。

 

ネガティブな感情が溜まると、溢れかえったストレスが ”怒り” という感情を生み出し、

怒りは、さらに ”自己嫌悪” という感情まで生み出します。

 

介護のつらさで、大声を出してしまったあと、

「どうして、こんなに伝わらないのか…」「なんで、怒鳴ってしまったのか…」

こんな自己嫌悪に陥ってしまった人もいるかと思います。

 

でも、私たち人間は、そのときの感情の勢いで大声を出してしまうことはありません。

怒りに任せて無意識に怒鳴ってしまうということがないんです。

 

感情のコントロールができないわけじゃなく、

自分の脳内では、ちゃんと判断して外側へ感情を吐き出しているんです。

 

誰かとケンカをしても、その場に来た関係のない他の誰かには落ち着いた態度になりますよね?

簡単にいえば、人間はこのような感じで、瞬間で喜怒哀楽の感情をコントロールしています。

怒りの感情さえ使わなければ、介護生活でのお互いの心と信頼関係は守ることができます(^^)

 

『ネガティブな感情や怒りは何の解決にもならない』ということを自分の心に問いかけて、心のセルフケアをしましょう☆

 

自分と相手にとって何がベストであるか、お互いが可能な限り幸せにいられる方法を、

介護する相手やサポートしてくれる周囲へも提案しながら探していきましょう!

 

ネガティブな感情を溜め込まないようにすれば、

強いストレスを抱えることは減って怒りで伝えることがなくなり、

冷静に介護の問題に対応することもできるよになり、結果的に介護うつも防げるんです(*^^*)

 

介護に対するネガティブな感情や、相手との気持ち・考え方のすれ違いをなくすために、

もうひとつ大切にしたいのが『共感』です。

 

介護される側の目線に立つこと。

どんな気持ちで過ごしているか、どんな苦しみを抱えているのか……。

相手の立場で見ないと、わからないことは多くあります。

共感は、相手の考えや気持ちを優先して受け入れろという意味ではありません。

相手の気持ちを知って、自分にもわかる部分があるのではないか?と、共に感じてあげることです。

 

そうすると、ネガティブやストレス、怒りというものは消えていき、

自然と落ち着きが戻り、介護についての会話もしやすくなっていきます。

自分の心のケアも大切にしつつ、相手の立場で考えてあげることも忘れないでください(*^^*)

 

そのうえで、自分だけで解決しなければならないという思い込みは捨てて、

困ったり苦しいときは、必ず周りに助けを求めましょう☆

 

 

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