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健康・メンタルヘルス・気分
2023年3月19日

私たちは暮らしの中で、当たり前のようにネットを使っていますよね(^^)

ネットコンテンツの中には、本人確認を必須事項としているものもありますが、

その多くは個人情報は出さずに、匿名で利用できるようになっています☆

 

SNSのほかに、ライブ動画閲覧やコメント、ショッピングサイトの口コミ・レビューetc……

本当にありとあらゆる場所で感想や思っていることを、匿名で書き込むことができたり、

匿名の誰かの言葉を目にする機会が多くなりました。

 

ネットは、私たちの暮らしには欠かせない便利なツールとなり、

膨大な情報とユーザーの多さに、良くも悪くも心や脳に影響を及ぼすこともあります☆

 

情報収集だけならまだ気軽に利用できますが、

人の気持ちを表現する場ともなったネットでは、楽しい気持ちや悲しい気持ち、

怒りや批判まで言葉にして書き込まれる現状は、それを見た人の心まで不安にしてしまうこともあるでしょう(>_<)

 

ましてや、ネットの匿名性は人への不信感を煽りやすいものです。

「ネットは苦手だ」と感じる人が増え続けているのも当然かもしれませんね(><)

 

 

日常生活にある『ネットの匿名性』に怖さを強く感じてしまう原因とは?

 

ネットで何かのトラブル情報を目にした時、

関係のない第三者が当事者たちを言葉で攻撃しているのを目撃した人も多いかと思います。

 

人は匿名というバリアを身にまとった途端に、周りからも誰なのか見えにくく、責任の所在があやふやになることで、

必要以上に感情をむき出しにして書き込んだり、他人を攻撃する状態に陥り、

ネット特有の匿名性を悪い意味で発揮するようになってしまいました。

 

そのうえ、「見たくない」「イヤな気持ちになりたくない」

そんな人たちまで、至るところで目に入ってしまう時代になったことが大きいでしょう……(>_<)

 

このことから分かるように、

誰なのかよく見えない世界なのに、誰でも言葉で攻撃し合う状態をつくり出しているのも、”匿名”の弊害といえますね。

 

どこの誰が書いているのか、どんな気持ちで情報を発信しているのか真意が見えにくいネットでは、

その言葉や映像だけがダイレクトに心や脳内に残ってしまい、心が繊細な人や優しい性格の人にとっては「心苦しい世の中になってしまった……」と感じているはずです(><)

 

 

そもそも、イヤなことばかり心や脳に残ってしまうのはナゼ?

 

ネットでも、楽しいことも嬉しいことだってありますよね☆

それなのになぜ、イヤなことばかり記憶に残っているのでしょうか?

では、この部分について触れていきましょう(^^)

 

私たち人間の情報処理能力は決して低いものではありませんが、心理的な面でとても影響を受けやすいんです☆

 

ただでさえ、匿名性の影響でプラスよりもネガティブな情報を多く入手しやすくなっているうえに、

人間の情報処理能力が、ネガティブなものを詳しく処理するようになっているためでもあります。

 

人間の情報処理って具体的にどんなことをしているんだろう?って疑問に感じますよね(*^^*)

私たちは生きている中で、音や光、気温、話、場所etc……とても多くの情報を記憶しているんです。

 

皆さんも今、ちょっと振り返ってみてください☆

過去の嬉しい思い出よりも、悲しかったりイヤな思い出をより鮮明に記憶していませんか??

 

自分にとってイヤなことをしなきゃいけない時間を過ごしている時ほど、時間の流れは遅く感じますよね。

苦手なことに直面する体験というのは、脳内が神経質になり、周りの物事すべてが気になってしまい注意散漫になり、

「まだ終わらないのかぁ……」って感じることが多くなります(^^)

 

そうなんです☆

人間はネガティブな体験をした時、脳内では危険回避のため、

次にまた同じようなことを体験しないように、細かく情報を分析し処理していきます。

この現象を心理学では『精緻な情報処理』といいます☆

 

事故の際に、まるでスローモーションのようにゆっくりと見える現象も、脳内でネガティブなことだと判断され、

危険を回避しようとあらゆる情報を収集しようとするので、長くゆっくりに感じるんですね(>_<)

このような理由から、ネガティブなものはどうしても強く鮮明に記憶や心の中に残ってしまいます。

 

 

その反面、自分の好きなことをして楽しい時間を過ごしている時ほど、時間の流れを早く感じますよね!

それは、自分にとって素敵な時間を体験していることで脳内は幸せな感情で包まれ、

周囲にある物事の細かな情報が気にならないからなんです☆

 

ポジティブな体験をした時は、脳内でネガティブな時とは反対の働きが起こります。

嬉しいことや楽しいことって、自分にとっては危険なものではありませんよね?

そのため、細かく情報処理されないので脳内記憶もふわっとしたものになってしまいます。

この現象を心理学では『概略的情報処理』といいます☆

 

これによって、ポジティブなものはネガティブなものより、心理的にも残りにくくなってしまうんですね(>_<)

 

ネットの匿名性で、人との関わりがさらにイヤになった人も増えたと思います。ただ、ここ数年でネットの規制も厳しくなってきました。これまでとは状況は変わっていき、”匿名だから守られている”と勘違いし、誰かを攻撃するような悪い使い方をしているような人たちは、ある意味で自由を失う日が近づいているのだと思います☆

 

今回お話ししてきたように、

”人間の脳や心は、次の危険回避のためにネガティブなものが残りやすいシステム”ということを忘れないでくださいね!

 

正しく、楽しく、快適にネットを使っていきたい人が、ネットを避ける必要はありません☆

心や脳の仕組みを知っていると、自分の気持ちを守るための大きな知識となってくれます(*^^*)

 

ネット上で起こり得るひとつひとつの出来事に対しても、

自分の心が引っ張られることなく、もっと心軽くネットを使っていけるでしょう♪

 

 

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