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コラム

健康・メンタルヘルス・気分
2022年6月26日

『仮面うつ病』と聞いても、うつ病っぽい何かだろうと漠然と感じるだけですよね☆

 

仮面うつ病は、別の病気と勘違いされることがあるので、すべての知識は把握できなくても、『どういう病気で、どんな症状なのか』という部分だけでも正しい情報を知って、今の自分の状態や、周りの人の状態にも気を配ってあげてください(^^)

 

 

 

【仮面うつとは……?】

 

仮面うつとは、”うつ”という言葉が入っているとおり、うつ病の一種です☆

 

このあとでも、うつ病と仮面うつ病の特徴や、違いについては説明していきますが、分かりやすくいえば、うつ病は主に『ココロ(精神的)』に症状が表れ、仮面うつ病は主に『カラダ(身体的)』に症状が強く表れる精神的な病気です。

 

「なぜ仮面という言葉がついているの?」

 

これもたしかに疑問に思いますよね……!

隠れうつという言葉も耳にしますが、仮面うつ病は、うつ病であるにも関わらず、ココロよりもカラダに不調が出ることで、うつ病の存在を覆い隠し、発見しづらくなってしまうことで『仮面うつ病』と名付けられました☆

 

 

 

【うつ病との違い】

 

私たちの脳はストレスを受け続けると、脳内の神経伝達物質が影響を受けて、引き起こす脳機能の低下で、『仮面うつ病』や『うつ病』へと繋がりやすくなります。

 

おおもとの病気である『うつ病』を男女差で比較すると、女性のほうが約2倍かかりやすく、20代に発症することが多いといわれています。

 

人の生涯のなかでの有病率は、6.7%。約15人に1人の割合で発症しています。

厄介なことに、一度でも発症すると約60~80%の人が再発します。

そして、再発した人は生涯で平均4度の再発を経験するというデータもあります。

 

仮面うつ病の症状には、うつ病の特徴である『ココロの不調』もあります。

しかし、それ以上に『カラダの不調』が症状として”強く”前に出てくるため、自分自身でうつ病の可能性に気づきにくく、「うつかも知れない……」という考えに至る前に、内科などを受診するので原因が分からない、いつまでも症状が緩和しない……ということがあるので気を付けなければいけません(>_<)

 

そして、仮面うつ病の症状として、午前中はカラダの調子が悪かったのに、午後には良くなるケースがあります☆

 

 

 

【仮面うつ病の特徴】

 

(カラダ・身体的な症状)

  • 毎日、疲労感を感じやすい
  • 頭痛、肩こりが続いている
  • 耳の調子が悪い(耳鳴り・めまいがする)
  • おなかが痛くなりやすい(痛み・下痢・便秘)
  • 欲がなくなった(食欲・性欲)

 

 

(ココロ・精神的な症状)

  • 眠れない(寝つきが悪い、眠りが浅い、不眠)
  • イライラする(焦り、短気になった)
  • 考えがまとまらない
  • 自分が何か悪いことをしてしまったと考えてしまう
  • 死について考えることが増えた

 

特に、頭痛や肩こりは環境や、気候などの影響で起きやすい体質の人も多いので、その症状が「仮面うつ病かも知れない……うつ病が隠れているかも……」ということに結びつくのも難しいのです(><)

 

原因も分からないままに放置して生活を続けていると、身体症状が緩やかに進んでしまい、気づいたときには、日常生活が送れなく状態になってしまうほどに悪化してしまいます……!

 

上記のほかにも

  • 何かしらのカラダの不調に悩み、検査もしたのに異常が見当たらない
  • 内科、整形外科など複数に通院しているのに症状が改善しない
  • 1日のなかで、調子の良いとき、悪いときがある
  • いつも見ている番組を観なくなった
  • 趣味の時間も持たなくなった
  • 外出が減った
  • 化粧や服装etc……身だしなみを気にしなくなった
  • 集中力が落ちて、ミスが増えた

 

今このような状態にある場合は、「これって仮面うつ病の症状なのかな……?」と、自分のココロとカラダの様子を気にかけてくださいね☆

 

 

 

【仮面うつ病を引き起こすキッカケ】

 

仮面うつ病はうつ病の初期症状ともいわれているので、発症しやすいタイプも同じ傾向があります☆

自分に厳しい完璧主義者、不安を感じやすく心配性の人、真面目で優しい人など、あらゆることを自分で抱えやすいタイプの人が挙げられます。

 

仮面うつ病・うつ病ともに、ストレスで脳に負担をかけることで、脳内の神経伝達物質の異常によって発症するものですが、そのキッカケはさまざまです。

 

  • 仕事のストレス(過労、職場での人間関係)
  • 人間関係(家族、友人、近所など)のストレス
  • 自身の性格によるストレス(責任感が強い、真面目、完璧主義、他人に気を遣うなど)
  • 環境の変化(転勤、昇進、結婚、出産、受験、子どもの独立など)
  • 大切な人との別れ
  • 更年期などのホルモンバランスの崩れ

 

自分にとって、ツラく悲しい出来事ばかりが原因ではなく、嬉しい出来事や人生の転機が負担になってしまうことがあるので、何か自分のなかでストレスを感じたら溜め込まないで、家族や友人に話したり、日記に書いたり、自分の気持ちをアウトプットすることを心がけましょう(*^^*)

 

 

 

【まとめ】

 

一度発症すると再発しやすいのが『うつ病』ですが、そのうつ病を発見しづらくさせるのが『仮面うつ病』です。

 

たとえ病院へ行ったとしても、原因が分からなかった場合、今度は自分自身のなかで「もしかして原因不明のもっと悪い病気なのかも……」と不安だけが大きくなってしまいますよね(>_<)

 

その不安から、手軽に入手できる市販薬などで「何とかしよう」と自己判断で行動しがちなので、それだけは避けましょう!

 

自分が「仮面うつ病かも知れない……」と思って、早めに誰かに相談したり、受け入れることはとても重要であり、症状改善の早さも変わってきます。

 

毎日の出来事や、嬉しいこと、悲しいことetc……家族や友人、周りの人と話したりして、コミュニケーションも大切にしていきましょう♪

 

ココロやカラダへの不調が続いているけれど、「家族などには心配をかけたくない」と、身近な人に相談できないときは、プロである心理カウンセラーへ気軽に話してみる方法もあります☆

 

信頼関係を築き上げることを重要と考え、些細な悩み・深刻な悩み、日常会話etc……

色々な話に耳を傾け、相談者の『これからどのようにしていきたいか、どんな自分を取り戻したいか』という想いに寄り添い、継続的にアドバイスをし、一緒に改善に取り組んでいくのがカウンセリングの良さです♪

 

”完全なうつ病に進展させない、ストレスから自分を守る予防策”として、自分の心ケアのために、心理カウンセリングを気軽に利用している人も多くなっています☆

 

もし、自分の症状だけではなく、身近な人たちに仮面うつ病のような症状が見られたら、「どうしたの?」「こんな方法もあるよ!」というように、孤独にさせずに、安心させてあげられるように声をかけてあげてくださいね(*^^*)

 

 

私たちはあなたが辛い時にいつでも頼れる『心のパートナー』でありたいと思っています。

心が辛い時、話を聞いてほしい時、不安で眠れない時

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