Column

コラム

ネット上での子どものいじめ問題など、親として心配になることが増えましたよね(><)

 

”デジタルネイティブ世代”という、生まれたときからインターネットが普及している世代の若者にとっては、今やなくてはならないインターネット。

 

特に子どもがスマートフォンを所持している場合、気をつけておきたいのが『ネット』や『スマホ』への依存です。

 

スマートフォンの世帯保有率は、今ではパソコンを上回り、年齢が上がるとともにネットの利用時間が増えていくので、ネット・ゲーム・SNSなどから受ける、子どもたちの『こころ』と『からだ』への影響が心配されています。

 

「常にインターネットに触れていないと不安に感じる……」という子どもの『ネット依存』が、社会的な課題となっており、スマートフォンがないとイライラしたり、パニックになるなど、自分の感情コントロールができずに、社会生活にまで影響が出てきているのです(>_<)

 

 

【ネット依存の特徴】

1.ネットやゲームの時間や頻度などを自分の意思で止めることができずに、ずっとネットに触れている

2.日常生活や日々の活動よりもネットやゲームを優先している

3.家庭や学校、職場などの生活、人間関係、健康に問題が起きても、ネットやゲームをやめることができない

4.ネットに触れていないと、どうしようもないほど不安になる

 

こんな症状が2ヶ月以上続いている、または短期間であっても症状によっては、ネット依存と診断される場合があります。

 

 

【なぜ依存してしまうのか?】

人間は楽しさを感じると、脳からドーパミンという神経伝達物質が分泌されます☆

ドーパミンとは、幸福感を得られたり、さまざまな生命活動、心の機能にも関与している物質であり、一種の快楽成分のような働きもあります。

このドーパミンが放出され続けると、脳に耐性ができてしまい満足できなくなります。

 

しかし、脳内にはもう一度その「楽しい」経験がしたいという欲求があるため、やめられなくなってしまう状況が『依存症』です。

依存症の子どもは、ネットやゲームが楽しいから続けているわけではなく、やめられない状況になっているということです(>_<)

 

 

【ネット依存による弊害】

 

・学習に集中できなくなり、成績が落ちる

スマホの使用時間と成績は、ほぼ反比例するというデータがあります。

スマホに触れている時間が長い子どもほど成績が下がり、どれだけ学習の時間が長くても成績が上がりにくい傾向があります。

 

・宿題や作業が進まない

ついつい動画を見てしまう、SNSを見てしまうetc……ネットで何かをしていないと気が済まない結果、注意散漫になります。ネットの誘惑を断つことが大切です。

 

・漢字が書けない、読めない

ネット上で簡単に漢字の変換ができるため、記憶する機能や読み書きの能力が低下しやすくなります。

 

・リアルでのコミュニケーションが不足する

直接話すよりも、ネットやSNS、メールでのコミュニケーションの方が楽に感じられるようになり、人とのコミュニケーションが苦手になる場合があります。

 

・ネットで重課金してしまったり、お金を考えずに使う

子どもが、ネットのオンラインゲームやアプリなどで課金してしまうなど、お金にまつわるトラブルは少なくありません。請求書が届いてから発覚するケースも……。

 

・肩こり、頭痛、姿勢の悪化、視力や体力の低下などの健康問題

長時間スマホを触ることによって受ける、子どもの健康への影響は少なくありません。

また、PCやスマホなどのブルーライトの影響で、ドライアイ、目のかすみ、目の焦点がズレるなどの症状や、網膜を痛めてしまうこともあります。

 

・歩きスマホをしてしまう

『ながらスマホ』や 『歩きスマホ』はとても危険です。

小学生が誤ってホーム下に転落する事故があったり、事件や事故に遭ってしまうリスクが上がります。

何かが起きてからでは遅いので、しっかりと危険性を伝えましょう。

 

・ネットでいじめに巻き込まれやすくなる

どうしても親の目が届きにくくなり、ネット上でトラブルが起きても、子どもが一人で悩みを抱え込んでしまいやすくなります。

 

 

【依存しないためには?】

ネット依存症にならないように、親子でしっかり話し合いながら使い方のルールを決めること。1日のなかでネットやスマホを全く使わない時間を作ることが大切です☆

 

自然と親子のコミュニケーション時間を増やすなどして、物理的にスマホに触れる時間を減らすのもコツです(^^)

 

 

【子どもの”セルフコントロール能力”を伸ばそう】

子どもが、自分の意思でゲームやネット依存しないようにするためにも自制心が必要です☆

自制心というのは、学力向上以外に大人になって仕事をする上でも、とても重要になってくるので、子どものうちから伸ばしていきましょう♪

 

1.ルーティンをつくる

毎日のルーティンを作りましょう。

(朝起きたら、歯を磨き→顔を洗い→着替えをする→朝食をとる、毎日同じ時間に就寝するetc……)

ルーティンのある生活に慣れると、今何をすべきなのかを子供自身が自然と理解できるようになり、誘惑に強い自制心を育てることができます。

子どものルーティンは簡単なことにするのがオススメです(^^)

 

2.ルールの理由を説明する

子どもが宿題をやらないときに「やりなさい!」と叱るのではなく、『なぜ宿題をやったほうがいいのか』ということを、本人に理解させることが大切になります。

『親に怒られるからやる』という感覚でいると、勉強をしない子になってしまったり、自発的に動けない子になります。

「先に宿題を終わらせれば、そのあとに自由な時間ができるから、先にやっておくのは良いことなんだよ」と、なぜそうすべきなのかを伝えてあげましょう☆

 

3.『結果』を与える

子どもは、自分の行動による結果から多くを学びます。

子どもが何か失敗してしまったとき、「次は失敗しないようにしよう!」と、次の行動を変えるようになることで、”セルフコントロール能力”を高めることができます(^^)

 

家庭で実践するときにオススメなのは、たとえば、本を出しっぱなしにして片付けなかった場合、「5分経っても片付けをしないと、本を取り上げるよ」と、まず子どもに先に予告をしましょう。

そして、5分経過しても、子どもが本を片付けようとしなかった場合は、そのまま宣言通り実行します。怒って片付けをさせる必要はありません。

 

大事なことは強制的にさせるのではなく、しなかった場合に『結果』を与えること。

これによって、子どもは自分の行動による結果から考え、自ら良い選択をするようになります☆

 

 

【もし依存症になってしまったら】

ネット依存の治療には、認知療法が有効だといわれています。

ネットをすることで”得られたもの”と”失ったもの”をイメージさせて、今の自分のネットの利用の仕方について、あらためて考えてもらうことが大切です。

子どもが自分を客観的に見ることが重要であり、自覚させること。

そのあとは、ネットに触れる時間を徐々に減らしていきます。

 

 

【さいごに】

今回は、子育てのなかで起こりうる、子どもの『ネット依存』について、お話ししてきました。でも、これは大人にとっても身近なテーマですよね(^^)

親子のコミュニケーションの大切さも関係してきます。

忙しい現代人は、大人・子どもの年齢層問わず、すれ違いからコミュニケーションも希薄になりがちで、その隙間を埋めた存在がまさにネットだといえます。

 

この機会に、ネットの使い方や依存症の怖さについて、家庭内でも話し合って頂けたら嬉しいです(*^^*)

 

 

私たちはあなたが辛い時にいつでも頼れる『心のパートナー』でありたいと思っています。

心が辛い時、話を聞いてほしい時、不安で眠れない時

…どんな時でもクロストゥーユーにご相談ください☆

 

【 カウンセリングメニュー 】

■ ビデオカウンセリング

■ 電話カウンセリング

■ メールカウンセリング

■ 性格改善プログラム(コーチング)

■ 法人カウンセリング

 

『好きな場所・好きな時間に相談出来る』

オンラインカウンセリング Close To You. ~クロストゥーユー~

 
カウンセラーから予約 メニューから予約

カウンセラーから予約

メニューから予約