「身近な人の悩みや愚痴を聞いてる時に相手に言ってはいけないNGワードって何だろう?」
「相手を傷つけない返し方を知りたい。」
そんな疑問にお答えするために、今回は現役心理カウンセラーが、相手に言ってはいけないNGワードについてお伝えします。
人にはいろいろな好き嫌いがあり、考え方も様々です。
自分には理解できない価値観を持っている人もいます。
ですがそれがよほど他人に迷惑のかかることや社会に支障を来たすようなことでない限り、それは本人の自由なので、他人がそれをジャッジする権利はありません。
身近な人の悩みや愚痴を聞いていると「何それ。理解できない」と感じることもあるかもしれません。
ですが相手の考えを否定しないようにしましょう。
「何でそんなことやるの?信じられない」という言葉も、相手を尊重していないことになって自分の考えを押し付けることになります。
注意してくださいね。
これは普段の生活だけでなくネット上でもよく見かけます。
これを言われた方は萎縮して自信をなくしてしまいます。
萎縮して自信をなくした人が、悩みを解決できるでしょうか?
アドバイスをしたり相談に乗っているつもりが、逆効果になってしまう恐れもあります。
相手の「どうしてやらない」を深掘りして考えてみたことはありますか?
なぜやらないのか。
それは本人の能力の問題なのか、性格なのか。
それとも相手は理解しているのかどうか。
「やらない」と一言で言っても色々な理由があります。
アドバイスや方法が本人に合っていなければ、行動に移せません。
逆に言えば、本人に合った方法が見つかれば自力でやれるようになったりします^^
筆者は現役心理カウンセラーですが、相談者の悩みを軽くしたり具体的な解決策を見つけ出せないのは、カウンセラー側にも問題があるのではないかと思っています。
自分がうまくいった方法論を持ち出して一方的に押し付けていることもありますし、相談者の能力や長所をきちんと見つけられていないこともあります。
人には向き不向き、できるできない、ことがあります。
やらないことばかりにフォーカスを当てて相手を責めるような口調をすれば、いずれ相手は潰れてしまうでしょう。
筆者は相手と一緒に、どう悩みを乗り越えていけばいいかを考えていくことが大事なのではないかと考えています。
「じゃあ今後どうしましょうか?」と話し合って一緒に答えを見つけていければいいですよね^^
これは、先ほどお伝えした「どうしてやらないの?」と似ています。
あまり言わない方がいいでしょう。
なぜなら言われた方はイラッとするからです。
相手が家族の場合、「じゃああなたはどうなの?」と反撃される可能性もあります。
前にも言ったのにできていないということは、相手がその1回で理解していないのかもしれません。
あるいは本人がそれほど重要じゃないと思っている場合もあります。
相手は自分と違う人間で、何を大事にして何を大事にしないかは全く異なります。
それを前提にコミュニケーションを取るように心がけましょう^^
悩みや愚痴を聞く際は、相手だけでなく自分の気持ちを大切にすることも忘れないでください。
無意識に相手に合わせすぎて気疲れしてしまうことがあるからです。
相手の話をきちんと聞こうとする姿勢は、それだけ気配りができているという証☆
ですが裏を返せば「自分さえ我慢すれば」「何も言わない方が丸く収まる」と思ってる可能性もあるのです。
先ほどお伝えしたNGワードも参考にしながら、決して空気を読みすぎたり謙虚になりすぎないようにしましょう。
なぜなら、相手に気を遣いすぎると自分の考えを無視することにもつながるからです。
これが習慣になると「人は人。自分は自分」という考えが持てなくなります。
そうすると常に自分が一歩引いて周りとの関係を築くことになってしまうのです。
「相手には相手の考えがあるように、自分にも自分なりの考えがある」と考えることも大切です^^
日頃から共感する癖をつけるのも良いと思います。
なぜなら人は本音で話すことや誰かに相談することが減ると、共感能力が欠けていくことがあるからです。
それは気持ちの通ったコミュニケーションをする経験が少なくなるからでしょう。
ですが相手の気持ちを理解するためには、まず自分の気持ちを理解できていないといけません。
自分の気持ちが分からないと相手の気持ちが分からなくなります。
そうすると相手の辛さや悲しみに共感しづらくなっていきます。
それが相手を雑に扱うことにつながり、相手は不快に感じてあなたと距離を置くようになる。
このような流れで知らず知らずのうちに相手を傷つけているというケースも実際にあります。
ではどうやったら共感力を鍛えられるのでしょうか?
それは「自分の気持ちに気づく」こと^^
「自分でこういうことをされると悲しくなるんだな」「こんな言い方をされるとイラッとするんだな」というふうに、自分の気持ちを感じる癖をつけましょう。
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