「人と一緒にいると疲れる」「人付き合いが苦手」「人にいいように使われている気がする」
と感じる人の多くは、他人との境界線がうまく引けていません。
そのため、他人の問題なのに自分の問題のように感じ、疲れてしまうという人もいるでしょう(>_<)
人との間に適切な距離を保つためには、人との間に境界線を引く必要があります。
ただしバリアみたいに囲ってしまうと、それはそれで別の問題が出てくるでしょう。
今回はそんな人のために、適度に境界線を引くコツをお話しします☆
自分と他人の間の境界線があやふやになると、世界のすべての問題があなたの肩にのしかかってきます。
お母さんが不幸なのも私のせい。
友だちの彼氏が友だちをないがしろにするのも、私が解決しなくてはいけないこと。
目の前を歩いているお年寄りがつまずいたのも、私が「そこに段差がありますよ」と声をかけなかったから(;_;)
職場でも、人の期待に応えたいと思っているので、頼まれた仕事は必ず引き受け、いつも遅くまで残業してしまう。
こんな状態では、自分が何かをしようと思ってもいつも周りが何かしらの影響を与えてきて、それに巻き込まれる形になり、自分が自由にできる余地がありません。
ずっとこの状態だと、自分が何をしたいのかも心の奥に隠れてしまうでしょう(*_*)
境界線があやふやになると、このようにかなり生き辛くなります。
かといって、自分の周りをバリアのように、すき間なくしっかりと覆うのも問題です。
確かに、バリアのように覆うと、外からは何も入ってきませんので自分は守れるでしょう。
しかし、何も入ってこないということは、人からのやさしさや温かさなども入ってこないので、受け取れないということになります(TдT)
人に対していつも警戒していて、オープンではない人に対しては、周りの人もなかなか気軽に声がかけられません。
自分から人を遠ざけてしまうことになり、その生き方は寂しいのではないでしょうか。
ですので、境界線は適度に引きましょう。
「でも私、境界線を引くなどと意識したことがないから、どんな風に引いていいのかわかりません」という人もご安心ください。
今から境界線を引くコツを紹介しますね。
まず、自分でどこに境界線を引くのかの基準を明確にしましょう。
例えば、「友だちの悩みは聞くけれど、その問題を解決するのは私ではなく友だち」と決めたとします。
すると、友だちから悩み相談の電話がかかってきて、その相談に乗ってあげたとしても、解決できたかどうかの責任をあなたが負う必要がなくなります。
その問題は友だちの問題で、私の問題ではないと境界線を引くことをあなたが決めたからです!(^^)!
職場でも、「月曜日と水曜日は必ず定時で帰る」などの基準を決めてみます。
「ここまでの仕事は手伝うけれど、これ以上は手伝えない」などでもいいですので、どこで線を引くかを自分ではっきりさせましょう。
しかし今まで人の期待に応えようと思って「はい」と言ってきたのに、「できません」というのは、いきなりは言いにくいものです(>_<)
「できません」「いいえ」「しません」などと言うと、嫌われるのではないかという恐怖もありますよね。
役立たずと思われるのも嫌ですし、評価が低くなるのも避けたいという気持ちはわかります。
しかし、今まで「はい」しか言わず、人の期待に応えようとしてきて、そして今、疲れてしまっているのですよね。
つまり、今までのやり方をこれから続けても効果がないばかりか、よけい疲れるということになりませんか(+д+)
そうであるならば、勇気を出して断ることを学びましょう。
すぐにはスムーズにできないと思います。
しかし、「嫌われてもいい。それよりも自分を大切にしよう」と心に決めて練習をしていきましょう。
人に対する「no」は、自分に対する「yes」でもあります。
つまり、自分を大事にするために人に「no」と言うということ。
自分をすり減らして人の期待に応えるのはなく、まず自分を大事にしましょう。
自分を満たしてから、周りのことを考えてみませんか(^^)
自分を大切にしようと決め、人に対する「no」は自分を大切にするための「no」だと思えば、少しは罪悪感も薄れるのではないでしょうか。
このように、今まで人との距離があやふやで、他人の問題さえも自分の問題のように感じていたとしたら、人との境界線を適度に引くとかなり楽になれるはずです。
もし、「やはり人に嫌われたくない」「どうしても人に対してnoが言えない」ということでしたら、ぜひクロストゥーユーにご相談ください。
経験豊かなカウンセラーたちがあなたのそばであなたを支えます。
あなたのできる方法で無理なく他人との境界線を引くお手伝いをいたします☆
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