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コラム

子育て
2021年4月26日

《不登校のタイプと対応方法》

 

一口に不登校といっても、子どもによってさまざまな不登校のタイプがあります。

今回は不登校を7つのタイプに分けました。

 

その7つのタイプとは

・人間関係タイプ
・無気力タイプ
・分離不安タイプ
・息切れタイプ
・甘え・依存タイプ
・発達障害・学習障害をともなうタイプ
・複合タイプ

です。

 

それぞれのタイプと対策を見ていきましょう☆

 

 

《人間関係タイプ》

 

学校生活において人間関係のトラブルなどがきっかけで、ストレスがたまり、学校に行きたくなくなります(>_<)

 

・特徴
教師や友だちなどとのトラブル、人間関係の問題により登校が難しくなります。

本人は登校したいと思っていますが、人間関係の問題があるため、登校しづらくなり、その問題が解決しないと不登校になってしまう恐れがあるでしょう。

 

・対策
早めに問題がわかり、対応していくことが望ましいです☆

学年が上がるにつれて、子どもからは友だちとトラブルがあるとか、いじめられているなどとは言わなくなります。

子どもの元気がなくなったり、勉強が手につかなくなったら、ゆっくり時間をとって話をしてみてください☆

子どもが話したがらないようでしたら、無理には聞かずに、「何かあったらいつでも話してね」と、伝えておきましょう。

事情が分かれば、学校や関係部署と連絡を取り、解決に向かって話をすすめます。

 

 

《無気力タイプ》

 

本人も特にこれといった理由はわからないけれども、学校に楽しさを感じずに学校に行きたくないと思います。

 

・特徴
「めんどくさい」「だるい」などと言い、だんだんと無気力になります。

学校生活で特にきっかけとなるようなトラブルはありません。

 

・対策
本人の意欲を取り戻すことがカギとなります。

親が子どもを「怠けている」とみなすのではなく、子どもの気持ちに寄り添いましょう☆

 

 

《分離不安タイプ》

 

母親と離れることに不安を持ちます。

小学校低学年の子どもの不登校にみられることが多いです。

しかし、それ以上の学年や、高校生になってもこれに近い行動が起こることがあります。

 

・特徴
分離不安タイプの子どもは、母親を独り占めしたがり、抱っこをせがんだりスキンシップを求めてくるでしょう。

また、母親が自分を愛しているか、関心を持ってくれているかを確認したがります。

兄弟がいれば、兄弟に対してお母さんを取られまいとの行動も目立ちます。

 

・対策
母親の独占や愛情確認など、それが年齢よりも幼いと感じたとしても、受け入れましょう。

話を聞いてほしそうにしたら、今している作業の手を止めてでも話を聞いてあげてください☆

兄弟がいる場合は、その子と1対1になるような環境を作りましょう。

子どもの要求をしっかり満たしてあげることで子どもは安心感を覚え、安定してきます。

 

 

《息切れタイプ》

 

今まで、勉強やスポーツなどをまじめに頑張ってきたのに、急に学校に行けなくなります。

学校に行けなくなった自分自身に、自分が一番失望しています(;_:)

 

・特徴
息切れタイプで学校に行けなくなる子は、まじめな性格の子どもが多いようです。

学校に行けなくなったことに罪悪感をおぼえますので、周囲とのかかわりを避けるようになるでしょう。

 

・対策
本人が一番罪悪感をもっていますので、周りの何とかして学校に行かそうとする努力が逆効果になります。

無理しなくていいことや、学校を休んでもいいことを伝えて、安心させてあげましょう。

 

 

《甘え・依存タイプ》

 

甘え・依存タイプの子どもは、小さいころから甘やかされて育ったので、ほかの子どもと協調することが苦手です。

また、自分の嫌なことをしたがらない傾向があります。

 

・特徴
嫌な出来事があったり、嫌な科目があると学校に行きたくなくなりますので、もともと学校は休みがちでしょう。

激しく反抗することはありませんが、学校の話は嫌がります(>_<)

 

・対策
まずは本人の気持ちを聞いてあげて、心を安定させてあげましょう。

子どもの成長を根気よく支援していくことが大切です。

本人の未熟さから友だちとトラブルになる場合もあるので、そのときは親や学校の先生が間に入ってください。

 

 

《発達障害・学習障害をともなうタイプ》

 

発達障害や学習障害があるため、勉強についていけず学校が面白くなくなります。

また友だちとの人間関係がスムーズにいかないこともあり、それがきっかけで学校に行きたくなくなることもあるでしょう。

 

・特徴
発達障害のタイプはさまざまですが、友だちと上手にコミュニケーションをとれないことが多いので、そこから友だち間のトラブルになりやすいです。

「学校が面白くない」と言い出すこともあるでしょう。

 

・対策
同級生と比較するのはやめ、本人の得意なこと・好きなことをのばしましょう。

子どもを認め、褒めて、自信をつけさせます。

学校とも連携し、ある程度落ち着いてきたら保健室登校などをして、登校に慣らしていきましょう。

 

 

《複合タイプ》

 

不登校になった原因が一つではなく、いくつか重なることも珍しくありません。

そのような場合は複合タイプとなります。

 

・特徴
例えば、まじめに勉強やスポーツに取り組んできたのに、何かのきっかけで人間関係に問題が起き、学校に行けなくなったなど、さまざまな要素が絡んで不登校になるタイプです。

どれが主な原因か、本人も、周りもよくわかりません。

 

・対策
子どもが自分の気持ちを話しやすい雰囲気を作ります。

不登校の理由を問いただしたり、無理やり学校に行かせるようなことはやめましょう。

 

 

《否定せずに寄り添いましょう》

 

不登校になると親は将来のことを心配して焦ります。

その焦りから無理に学校に行かせようとして、問題がこじれることがあります。

そうではなく、子どもの気持ちの理解に努め、無理に学校に行かせることなく、子どもの気持ちが安定するのを最優先に考えましょう。

 

 

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