Column

コラム

健康・メンタルヘルス・気分
2022年3月6日

休日に、しっかり睡眠を取り休息しても疲れがとれない、何だか最近何をしても楽しめない、そんな人は『心の疲労』が蓄積されているかもしれません(><)

”心の疲労”は医学的には”脳の疲労”といわれています。

体の疲れなら、ゆっくり休めば回復しますが、心の疲れの場合は注意が必要!

今回は、知らず知らずのうちに酷使してしまいがちな『心の疲労』について、対処法をお話したいと思います(^^)

 

 

《心が疲れているサインとは?》

 

・気分が憂うつ、楽しめない

・疲れやすくなった、仕事が億劫に感じるようになった

・イライラすることが増えた

・些細なことが覚えづらいなど、記憶力が低下した

・毎日、充実感が感じられない

・物事を決断することが苦手になった

・笑ったり、感情を出すことが少なくなった

・涙もろくなった

・ひとりで考え事をすることが増えた

・慣れていたことができなくなった

・将来に希望が持てない

・無力感・虚しさを感じるようになった

 

上記の内容に該当するものが多い人ほど、心の疲労度は高めです(>_<)

少しでも当てはまった人は、是非、最後まで読んでいただけたらと思います☆

 

 

《心の疲労が蓄積する原因》

 

現代は、多くの情報が飛び交い、私たちの脳は、想像するよりも多くの情報処理を常に行っています。

スマートフォンやパソコンなどを使って、仕事をしたり、SNSやネットサーフィンしたり……。

いつでもどこでもアクセスできて、時間という概念を忘れさせるインターネット。

インターネットに触れている割合が多い人は、脳にあらゆることを同時進行で処理させて『マルチタスク状態』になっているんです(>_<)

人間は、ひとつのことに集中するのは得意なのですが、複数のことに脳を働かせると、一気に心にまで疲労が溜まってしまいます……。

「あれをしながら、これもやって……」という状態が脳を疲れさせてしまうんです☆

一日中、誰でもネット環境の中に居ることが当たり前になった今、ネットを使わないなんて、なかなか難しいですよね(>_<;)

でも、常に脳を使っている行為は、普通のことのように思えても、自覚がないまま無意識に「マルチタスク状態」が保たれてしまい、脳をフルに使い続けている状況です。

それが結果的に心の疲労につながってしまうので、気を付けなければいけません☆

 

 

《脳の疲労によって起こること》

 

脳の疲れが進むと、自律神経も乱れてしまい「じんましん」「便秘」「下痢」「咳」などの症状で体調を崩すことも……。

そして、心では『自己肯定感が低下』してしまい何かと「自分にはできない……」と、思い込み決めつけてしまったり、自分と他人を比べてしまったり、物事をネガティブに捉えやすくなるなど、心の抵抗力が徐々に低くなってしまいます(>_<)

 

 

《心と脳を楽にする対処法》

 

心と脳の疲労を改善する方法は、上記でも説明したように”マルチタスク”をやめること☆

ひとつの作業に集中することで、脳はリフレッシュしやすくなり、心や体も疲れを溜めにくい状態に改善できます(^^)

社会人の多くは「仕事をしていると、複数の作業を抱える。マルチタスクで同時に作業をするなんて当たり前……!」と、思ってしまいがちですよね(><)

ところが、仕事が早い人の特徴は『先ずは、ひとつの仕事に集中する』『切り替えながら、ひとつずつクリアして進めていく』という作業スタイルなんだそうです☆

こういったように、仕事のやり方を変えることでも、脳の情報処理に使う時間を短く抑えられ、効率良く作業スピードを上げることも可能になります(^^)

 

 

*脳のマルチタスクをやめるコツ(日常・仕事編)*

 

・ながら行動をやめる

(例えば、歯磨きしながらスマートフォン見るなど「○○しながら」はやめましょう)

・仕事をいくつかに分けて順に作業する

・時間を区切って作業する

・集中力を保つため、仕事中は視界に入るものを減らす

・仕事の際は、連絡や返信などの時間は予め決めておき、時間外はツールアプリなどを開かないようにする

・SNSを見る時間を決めておく、だらだら見ないようにする

・姿勢を良くして作業をする

 

マルチタスクをやめて『シングルタスク(ひとつの事に集中し、作業すること)』にすることで、少しでも脳を休ませましょう(*^^*)

 

 

*心の疲労回復のコツ(日常・プライベート編)*

 

・自分を否定しない、失敗を否定しない

・好きな音楽を聴く

・身体を動かしてみる

(軽い散歩などもオススメです)

・一人の時間も楽しむ

・趣味などに集中してみる

・友人や恋人と話す、悩みは吐き出して発散する

・日記を書いてみる

(悩みや思ったことを日記に書くことは、心の中を整理してくれます)

・マッサージやスパ、ストレッチをしてみる

(マッサージは強すぎず、やさしくリラックスできるもの)

・陽の光を浴びる

(紫外線からは『幸せホルモン』や『安眠ホルモン』といわれるものが作られます。メンタルの安定には日光浴がオススメです。陽の光は手のひらに当てるだけでも大丈夫です)

・就寝時は、お部屋の照明を暗くする

・好みのアロマを楽しむ

・スマートフォンやパソコンのブルーライトをカットする

(ブルーライトは睡眠の質を下げてしまいます)

 

毎日のリフレッシュを意識して、心の疲労回復もしてあげましょう(*^^*)

 

 

《大切なのは無理をしないこと》

 

最近、増えているといわれている『失感情症(しつかんじょうしょう)』というものがあります。

これは、心の疲労にも深く関わっていて、自分の不安定な感情やしんどい時に気付けず、知らず知らずにストレスを溜め込み、感情が失われたようになる症状です(>_<)

ずっと自分の感情に蓋をし続けてしまったことも原因のひとつといわれています。

だからこそ、しっかり自分の今の状態や、心と向き合うことが大切なんです(^^)

「これなら自分もできそう!」というコツがあれば、ひとつからでも試してみて下さいね♪

そして、何より大切なのは『自分ひとりで抱え込まないこと』です☆

心も脳も頑張り過ぎてしまうと、体までSOSサインを出してしまいますから(>_<。)

私たちは「ちょっと疲れているだけだ……」と、つい見落としてしまいがちですが、そんな見落としから、深い心の病気にならないように防いでいくことは、とても大切です☆

仕事やプライベートで「心がモヤモヤする、しんどい……」そんな時は、決してひとりで無理はしないで。友人に話して気晴らししたり、カウンセラーに気軽に相談するのも選択肢のひとつです(^^)♪

 

今回のコラムでご紹介したように、あなたの心と体の状態を優先しながら、無理をしない過ごし方や、日々の穏やかさを保つためのお手伝いができたら嬉しいです(*^^*)

 

 

私たちはあなたが辛い時にいつでも頼れる『心のパートナー』でありたいと思っています。

心が辛い時、話を聞いてほしい時、不安で眠れない時

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